根津美術館 はじめての古美術観賞   東京都港区南青山 中国美術鑑定買取り致します。 

 

根津美術館から次回の企画展のお知らせが届きました。

 

 

題して【はじめての古美術観賞】24日から開催です。

 

蒔絵、堆朱、木彫、漆芸など芸術的な古美術は色々とありますが今回は堆朱について御説明させて下さい。

 

堆朱(ついしゅ)とは中国漆器を代表する彫漆の一種で素地の板に漆を幾重にも塗り重ねて層を作り文様をレリーフの様に表す技法を言います。

 

表面が朱の物を「堆朱」黒の物を「堆黒」と言います。

 

堆朱は本当に気が遠くなる作業によって作られます。

 

まずベースを作るだけで1年位掛かると言われています。

 

その上に幾重にも漆を塗っていくのですが、少しでも厚く塗ると乾燥した時にシワやヒビ割れがおきてしまいます。

 

単に1cmの厚みを作るだけでも本当に大変な作業なのです。

 

堆朱は中国においては宋代以降に盛行し日本には平安時代後期頃に伝わり、鎌倉彫りなどに派生いたしまた。

 

現在漆器は高価な上にひび割れ等の使用、保管に不安がある為人気があるとは言えないです。

 

たしかにデパートなどで新品を求めると高価になりますが、アンティークショップなので少し古い物になると品質の良さに対し驚くほど安価な物もあります。

 

プラスチックで呑むのも、漆器で呑むのも味噌汁には変わりないのですが、やはり気分が良いだけ美味しく感じますよ。

 

 

 

 

 

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