intuition



直感



古美術品を買う時に私が一番大切にしていることです。



そのモノから出ているオーラの質を確かに感じて選ばなければなりません。



人に、上品な人、格好いい人、おおらかな人、色々な人がいる様に古美術品にもその様な物があります。



人間は何百万年もの長い間、言葉も持たない期間がありました。



言葉を操れるようになるのはかなり後になってからのことです。



言葉を持つ事により多くの便利な事が生まれたと思いますが、一方で言葉の無い状態での「認識」「感」の方がより確かだったのでは無いでしょうか。



「言葉にする」とは感じた事を言葉に変換し、他の誰かに伝える作業です。



その作業の中で個人の感覚は何となく万人の同じ方向へ集約されるのです。



「綺麗」と言う感覚は本来、100人いれば100人の「綺麗」があるのです。



私は「個性」とは「感性」だと思っています。



目の前の美術品を「どう感じるか」、それが「自分と他人が違う」と言う事だと思います。



「何を好きになり、どう感じるか。」その個人の全くの自由で良いのです。



こんな楽しく、生き生きした世界は他に無いと思います。



骨董商とは、己が好きになり手に入れた物を、他の誰かがお客様として選んで貰い、喜んで頂ける、とても楽しい仕事です。



的を得た直感を持つためには、経験値が必要です。



良い物を数多く見ていないと良い直感は働きません。



そして、「欲」「執着」と言う物が直感を狂わせ、「目の前の物をありのままに見る」事を妨げます。



「モノを観る」事は修行です。



私の修行はまだ始まったばかりで、恐らくこの旅が終わる事は無いでしょう。







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